まず月経が、順調なころの規則正しい変化について考えてみましょ
う。
女性として毎月、卵巣が規則的に変化することによって、女性ホルモ
ンも周期的に分泌されることはご存知かと思います。
更年期では、この女性ホルモンの規則正しい
分泌が、閉経とともになくなってしまいます。
それでは、女性ホルモンは、身体に対してどんな働きを持っているの
でしょう。
女性ホルモン、とりわけエストロゲン
は多くの作用を女性に対して発揮しています。
更年期には、女性としての機能を保ってきたエストロゲンが、どんど
んなくなっていくわけですから、大変に多くの影響が出てしまうのは
当然のことなのです。
更年期障害は、自律神経失調症と、かなりの部分がオーバーラップし
ています。
自律神経は身体の安定を保つために、脈拍や、血圧、さらには発汗な
どによる体温調節や腸の動きに至るまで、ありとあらゆる機能を調整
しています。
しかもこの神経は自分の意識とは関係なく、まさしく自律して働き続
けています。
この自律神経をコントロールしているセンターは、脳の下にある視床
下部(ししょうかぶ)と呼ばれる器官にあります。

